介護の資格お教えします！介護福祉士実務者研修編の巻

「そもそも資格っているの…？」

ということで、急遽前回は特別編を挟むことになりましたが、今回は通常にもどりまして第2回【介護福祉士実務者研修】をご案内いたします。

介護福祉士実務者研修という言葉はフルネームです。「実務者研修」と呼ばれることが多いですね。

実務者研修は、前回ご説明した【介護職員初任者研修】の上位の資格で、介護だけでなく医療についても学ぶことになります。この「医療」は喀痰吸引について学ぶことになり、特別な時間を過ごすことになると思います。ただし、学んだだけで実際現場で喀痰吸引を行うことはできませんのでお気を付けください。

※実際に喀痰吸引を現場で行いたい場合は、【喀痰吸引等研修】という講座を修了する必要があります。それはまた別のお話。

実務者研修に受験資格はないので誰でも資格取得が可能です。ただし、無資格か有資格で講座に要する時間等が変わります。

無資格：最低でも6ヵ月以内で修了することはできません

有資格：最低でも1ヵ月以内で終了することはできません（初任者、ヘルパー1・２級、基礎研修、喀痰吸引）

おかわりいただけますでしょうか？ややこしいですね。

具体的に例を挙げますと、

【A作さん：無資格・1/1講座開始】と、【B作さん：初任者・1/1講座開始】がいるとします。スタートは全く同じです。受講する内容も同じです。違いは、修了可能日と通信制の場合はレポートの数が違います。

修了可能日について、「A作さんは、7/1以降」です。「B作さんは、2/1以降」です。

つまり、スクーリングが早く終わっても無資格の方は待機期間が発生するかもしれません。有資格の方はあまり気にする必要はないと思います。1ヵ月以内ではスクーリング終了は難しいでしょうから。

レポートについて、「A作さんは、１９科目」です。「B作さんは、９科目」です。（レポートに関する科目数は所持資格によって変わります。）

基本スクーリングとレポートの両方を終了しないと修了できません。無資格の方は、レポートの期間とスクーリングの期間をうまく調整することで無駄なく過ごすことができるかもしれませんね。

ちなみに各スクールによって受講期間やレポート提出のタイミングは様々なので、しっかりとご確認の上ご受講ください。

給与面に関しては、施設にもよりますが無資格よりも月給で１～２万ほど給与アップするようです。

サービス提供責任者としても働くことが出来る資格ですので、取得することで今後の活躍の場も広がります。そうなると立場が変わりますので、月給で３万以上アップも可能性がありますよ。

また、国家資格である介護福祉士を目指す場合は必須の資格ですので、キャリアアップを目指す方はぜひ取得しておきましょう。

ご参考になれば幸いです。

まとめ

・無資格より有資格（初任者研修）のほうがいいと思うよ。

・介護福祉士を受験するなら必須資格ですよ。

・喀痰吸引などの行為はできませんぜ。

・サービス提供責任者になれますよ。

・給与UPが見込まれますよ。

・お腹いっぱいです。