介護の資格お教えします！第4回「ケアマネージャー」編の巻

「そもそも資格っているの…？」

前回は、弊社サイトのキャラクター紹介および有名怪獣の紹介に力を注いでしまいました。

今回は、ちゃんと資格のお話をさせていただきたく思っております。

 

さぁ、はじめましょう！

 

ということで今回はタイトルどおり「ケアマネージャー」の巻ぃ～～～～

ケアマネージャーは「介護支援専門員」とも言います。また、「ケアマネ」と略されたり、「ケアマネジャー」と表記されたりします。このコラムでは「ケアマネージャー」と記載してまいります。

さてケアマネージャーとは、介護を必要とする方が介護保険サービスを受けられるように、ケアプランの作成やサービス事業者との調整を行う、介護保険に関するスペシャリストなのだ。

介護サービス開始までを簡単にまとめると

 

①訪問介護などの介護サービスが受けたい（高齢者）

②介護度の設定をする（要介護認定）

③介護度が決まるとケアプランを作成できる（ケアマネージャー）

④ケアプランに基づいてサービス開始（デイサービスや訪問介護）

 

ざっとこんな感じで進めることになります。

本当はもっと細かい部分はありますし、ケアプランは本人でも作成可能です。でもそんな方は、ほぼいらっしゃいません。

ケアプラン作成だけなら無料なので、普通はケアマネージャーに作成依頼をすると思います。

何が言いたいかというと、「ケアマネージャーあっての介護サービス」だってことです。

ケアプランが無いとサービスの利用ができませんからね。

 

つまり、介護業界最強だということ！

 

ですので、介護職員でスタートしてもケアマネージャーを目指す方も多かったのです。

そう多かった・・・・今は少ないかと言えばはっきり言いにくいのですが、昔と変わったとは言えます。

 

あの人は、昔、あんな人じゃなかった的な？

「あの人、絶対マンガに感化されたな・・・」

 

それでは、これをご覧ください。

	受験者数	合格者	合格率
2016年度	124585名	16282名	13.1％
2017年度	131560名	28233名	21.5％
2018年度	49332名	4990名	10.1％
2019年度	41049名	8018名	19.5％

 

これは各年に行われたケアマネージャーの試験についての結果表です。

明らかに2018年に何かがあったというのがわかりますね。

 

受験者数が激減しています。なぜなのか？

それは、ケアマネージャーが増えすぎたので宇宙に移民させるようになって、既に半世紀が過ぎていた。地球の・・

その謎を解くためには、まずケアマネージャーになるためには条件はあるのか？について解説します。

受験条件はありまぁす。

条件①：医療・介護に関わる国家資格を持って実務経験5年以上あること。

   or

条件②：生活相談員・支援相談員・相談支援員・主任相談支援の業務を5年以上経験

少しだけ細かく記載します。

 

国家資格とは

医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、栄養士（管理栄養士含む）、精神保健福祉士

です。さらに、その資格をもって実務経験5年以上なのですが例のごとく実働日数900日が必要です。

（実務経験と実働日数について知りたい方は、介護福祉士の巻をご覧ください。）

以上の条件が適用されたのが、2018年度の試験からとなります。

 

それまでは、介護職員初任者研修（旧：ヘルパー2級）を持って実務経験5年以上・実働日数900日あれば受験できました。

2018年、このタイミングで諦める方、介護福祉士など国家資格が無いのですぐに取れない方などが続出したはずです。

「来年受けられへん・・・」

 

ですので、これから介護現場で頑張りケアマネージャーになりたい方は、段取りよく進めてください。

少し参考になるように流れを記載しておきます。

 

ケアマネージャーまでの道のり

経験年数	初年	1年目～3年	3年目	8年目
取得資格	初任者研修	実務者研修	介護福祉士	ケアマネージャー

 

こんな感じで進めるとスムーズな流れになります。

 

最後に、申し込みから試験までの流れも記載しておきたいと思います。

日程	5月～6月	7月～8月	10月
行動	申込書を取りに 役所へGO！	申込書類を揃えて 郵便局にGO！	受験票、筆記用具などを忘れずに 試験会場にGO！

ちなみに合格発表は12月上旬です。

 

・・・・ということは、2021年度の結果が出ているということです。（2021年12月現在）

 

2021年度の受験状況　受験者数：54304名　合格者数：12662名　合格率：23.3％

 

受験をされた方、本当にお疲れ様でした。

 

また、来年以降受験しようと思われている方へ、このコラムが参考になれば幸いです。