お役立ち情報
更新日:2021.10.11
介護の資格お教えします!第3回「介護福祉士」編の巻
「そもそも資格っているの…?」
さて、前回は旧資格という何のお役立ちにもならない情報を掲載しておりましたが、今回は現在の資格、しかも国家資格についてご紹介いたします。
そう!「介護福祉士」について、ねっ!!それでは参りましょう。第3回「介護福祉士」の巻。。。。。
介護福祉士は、1987年に開始した国家資格です。今から30年程度前で、そんなに古くないんですね。
この介護福祉士を取得するには大きく2つあります。
1:介護福祉士取得できる専門学校(2年制)に通い卒業する前に試験を受ける
2:実務者研修修了+介護現場で実務経験を3年以上かつ540日以上の実働日数を経て試験を受ける
結局、試験受けるんかい!
専門学校卒業なら介護福祉士が取得できるとお思いの方がいらっしゃったと思います。確かに過去はそういう時期もありましたが、2021年現在は卒業前に実施する介護福祉士の試験を受験する必要があります。
ただ、これもややこしい話がありまして、2021年度の卒業生までは試験が残念であっても、卒業時に介護福祉士が取得できます。ただし、仮取得みたいなもので、卒業後5年間の有効期間が設けられます。我が手にしたければ、5年間介護の現場で働くことで本取得することができます。
単純に言えば、専門学校を2021年度(2022年3月)までに卒業したら試験落ちても、「仮」介護福祉士が手に入ります。「仮」を取りたければ介護現場で5年間(通算ではない)働いたら「マジ」介護福祉士になりますよ。ってことです。
まぁ今から知ったところで、手遅れなんですけどね。
申し訳・・・・・・
さて、こちらのルートが多いと思う実務経験ルートです。
第2回でご案内した実務者研修を修了する必要があります。さらに介護の現場職員として実務経験3年以上かつ実働日数540日以上で試験を受けることができます。
「実務経験3年以上はよく聞くけど、実働日数って何?」と思われた方、しっかりと調べておいてください。
実働日数とは、実際に働いた日数のこと。もちろん休みは含みません。
それでは、ここでクエスチョン。
Q:実務経験3年ピッタリで実働540日にするには、週に何日働けばよいのか?
A:週に4日以上働けば3年で540日は超えています。(週4日×4週×12か月×3年=576日)
ですので週3日で働いておられる方は3年では足りませんので、4年目で受験されることになると思います。
不正解の方は、ボッシューとん。テーレッテレ、テーレッテレ、ボシュー。
筆者の友人も当時実働日数が足らずに受けれず、結局10年後に受験して合格してました。長すぎやろ。
皆様もお気を付けください。
あとよくある失敗談として、受験申込日のタイミング忘れです。
今年2021年の申込期間は8月18日~9月17日でした。約1か月間しかありません。
毎年同じような時期で、8月上旬ごろに開始して9月上旬ごろ終了します。毎年チャンスはここだけです。
「気が付けば締切日を過ぎていた!」何ていう事例はあると思ってください。
よければ下記の表を参考に進めてみてください。
時期 | 7月ごろ | 8月上旬ごろ | 8月下旬ごろ | 翌年1月 |
すること |
実務者研修修了(米) 介護福祉士申し込みの書類GET
|
介護福祉士申し込み書類の作成・手配 | 介護福祉士申込 | 受験 |
米:実務者研修修了については12月31日の修了でも間に合います。ただし修了証を送付し忘れないように注意してください。
受験についてもっと詳しく知りたい方は、「公益財団法人 社会福祉振興・試験センター」のHPをご確認ください。「介護福祉士」検索でもHPにヒットします。
これから現場で働こうとされている方も、現在働いておられる方もうまく日数を調整しながら、いいタイミングで受験できるようにしてみてください。
そして、来年1月に試験を受ける全ての方にエールを送ります。
「絶対合格!」
まとめ
・介護福祉士を取得するには2つ方法がある。
・介護福祉士の専門学校に2年いけば取れたけど、もう手遅れ。
・実務経験ルートは、実務者研修+実務経験3年以上と実働日数540日以上。
・週4日働くと3年で540日は過ぎている。
・受験申込みのタイミングがおおよそ8月末までに。
・1986年からずっと1社提供ってすごくない?