旧介護の資格お教えします！介護職員基礎研修編の巻

「そもそも資格っているの…？」

 

ということで、今回は第3回というより第0回といっても過言ではない「今は無き素晴らしき資格」のお話をしたいと思います。

「い、今は無き・・・？」そうです。今更知っても取れない資格のお話です。

えぇ、知っても意味がない記事を作成しましたが、何か？

 

というのもここ最近求人の資格条件に上がってくるのを見かけまして、弊社内部でも資格について質問がありましたので記事にしました。

さて、介護職員基礎研修（以下、基礎研）という資格ですが、2006年度から2012年度の間だけ取得可能だった大変レアな資格というわけです。それまではヘルパー1級が同じ（少し違うけど）効力を持っていました。

そのヘルパー1級を無くして、基礎研を設定してよりレベルの高い内容を学ぶことになりました。ちなみに同タイミングでヘルパー2級は健在しておりました。

そして現在、これに代わっているのが第2回でご紹介した【介護福祉士実務者研修】なのです。

では、なぜ無くなったか。簡単というと、国が介護福祉士までの1本のルートを作りたかった。というのが理由です。

初心者からしっかりした道程をつくることで、よりレベルの高い介護福祉士を輩出しようと思ったんですね。

介護保険できたん2000年やぞ。高齢者増えるのも知ってたんやったらそんなことぐらい考えとけよ。

 

LV	もっと前	2012年度	現在
LV.4	介護福祉士	介護福祉士	介護福祉士
LV.3	ヘルパー1級	基礎研	実務者研修
LV.2	ヘルパー2級	ヘルパー2級	初任者研修
LV.1	ヘルパー3級		生活援助従事者

とても簡単ではありますが、表にするとこんなもんです。

基礎研は【サービス提供責任者】になることができました。つまり現在は実務者研修に代わっていますので同じくサービス提供責任者になれるわけです。

講座については、実務経験1年以上且つ実働日数180日という受講条件が設けられていました。それに比べ実務者研修は受講条件の縛りはありません。良きですな。

それではここでクエスチョン。

Q；基礎研を持っていたら実務者研修を受講しなくても、介護福祉士の受験資格はある？

 

 

 

A；Nooooooooo!基礎研と実務者は似て非なるもの。基礎研あっても実務者を受けないと受験資格にはならない！

 

おかわりになりましたか？ヒントは前回の実務者研修の記事にありましたよ。

解説いたしますと、実務者研修の中に基礎研があると思っていただきたい。

実務者研修には「介護」と「医療」があります。その「介護」が基礎研なんです。

ちなみにヘルパー1級はこの「介護」とは違いますのでお気を付けください。

それはまた次回の講釈で。

 

今、基礎研をお持ちの方にも、現在の資格のあり方がご理解いただければ幸いです。

 

まとめ

・基礎研なんてものはもう無い。

・基礎研はサービス提供責任者ができる。

・基礎研は実務者研修に代わっている。

・しかし実務者研修＝基礎研ではない。

・その国の名はガンダーラ